★ピアノ発表会では、保護者のみなさんはスマホやカメラ、ビデオカメラなどを持ち込んで撮影しています。でも正直いわせてもらうと、やめてほしいです。10代当時のヤンチャしていた私なら、迷惑をかける身勝手な保護者に気づいたらボコボコにシバいて、スマホをとりあげて叩き壊していたと思います。でも今は立場上、そんなことは許されませんし、かといって「やめて」とも言いづらいです。(34歳/ピアノ教室講師)
◉我が子がステージに登場すると、親はもう大変。カメラやスマホを向けて、撮影会が始まります。なにせ「親バカ」ですから、我が子の晴れの舞台を撮ろうと必死。撮影中は、他の人の迷惑などは、これっぽっちも考えていません。集合写真でも撮影中に保護者の方々がスマホで撮るために、目線がそっちこっちになってしまうことも。そんな時は「勝手に撮らないで!」と、心の中で叫んでいます。子供のピアノ発表会も、コンサートのひとつであることには変わりません。雰囲気が壊れる行為は慎みたいから、観るルールは守られるべきです。時代の流れで撮影禁止にしづらい現状ですが、最低限のマナーは守りたいもの。プロのカメラマンを依頼すれば、親が撮れないクオリティが高い我が子のショットが約束されるので親の「暴走」は、かなり抑えられ、コンサートとしての雰囲気は保たれます。そんな理由からも内情を知り尽くしている写真工房エールを、是非ともご利用ください。
★コロナ禍の中、普段のレッスンはマスク着用で行っていますが、発表会はマスクなしでやりたいです。「メロディとファッションの融合」こそが発表会の醍醐味であると私は考えています。せっかくみんな一張羅の衣装を着てステージに立つのに、マスクをしているなんておかしいと思いませんか。音大時代のイケイケ副部長の私でしたら「何ビビってるんや。コロナなんて気合いで防がんかい。マスクなんていらんわボケ!」と一喝していたでしょう。でも最近の風潮では「マスクを外してください」とは、とても言いにくい雰囲気です。もし保護者の方に「うちのタクちゃんが、コロナに感染したらどう責任取ってくれるのよ!」と抗議されたら、何も言い返せません。でもやっぱり晴れの舞台にマスクは似合わない…。(34歳/ピアノ教室講師)
◉コロナ禍の中で行われる発表会、講師の方も何かとご苦労と思います。最近はモンスターペアレンツも多いので、言い方一つにも気を遣いますね。「同調圧力」なんて言葉がある国民性でもあるし。ピアノ教室がママ友のコミュニティーの場になっているケースでは、自分の子どもだけマスクを外させるのは勇気がいる行動であると察します。生徒さんが大人になって写真を見た時「マスクしなけりゃよかった」と後悔すると思います。「マスクを外しましょう」とお声がけしましょう。
《エールの直言》10年後にきっと分かってもらえる!マスクなしの演奏写真。